両親のこと

そんなわけで祖父は母と同じ墓に埋葬されたのですが
そのときに久々に母の骨壷を見ました。


お墓の中というのは本当きれいに保たれているものなんですね。
14年前に見たときと変わらない、つやのある陶器の壷が鎮座していました。
その隣に新しい祖父の骨壷を納めた時にふと、
そのお墓が4人までしか入れないことに気づきました。


祖母も入りたい、と言っていた。
叔母も母と一緒がいいと言っていた(嫁ぎ先の墓ではなく)。


…俺の入る場所ないじゃないかー!ノォォォォォォォ!


霊園の閉園時間ギリギリに納骨が終わり、
叔母家族と一緒に車で都内まで送ってもらいました。
そこで用事のある妹と別れてほかの面子でお食事へ。


肉を突付きながら、従兄弟2人は二人でお話していたので
叔母・叔父(叔母の旦那様)と3人でうちの父の話に。
「○ちゃん(うちの母)の事を思うと許せないけれども、
悪い人では無かったよ。私は割と好きだったよ。
…ただ、大人になり切れてない人だったんだろうね。
常に○ちゃんに甘えている印象だったもの」
という叔母の話には、私の知らない両親が存在していました。


子供だった私には想像しなかった姿。
昔の話なのにとても新鮮に思えました。